特別編２『花を味わう』〜散歩で見つけた！摘み花レシピ〜　2006/10月号

半年ほど前のある日、鶴牧在住のお客様からうれしいＦＡＸをいただきました。
”福岡に住む姉（田尻清子先生・８０歳）が監修した本を「さわやかメール」で取り上げてもらえませんか？”
読んでビックリ！ＴＶ朝日『おかずのクッキング』誌上で４年間（２００１〜２００５）連載された内容がすばらしい装丁で再編集され、”野草探し”を楽しむ方にはピッタリの一冊だったからです。

【この本の主な特徴】
１．都市とその周辺に住む人（初心者）でも見つけやすい。→季節別・月別に分けて４０種を厳選、採取時の情報《採取メモ》が便利。
２．食べておいしい。→大切な下ごしらえ・保存方法を始め、野草料理の実用的なレシピを紹介。
３．健康にも役立つ。→暮らしの知恵として古くから親しまれてきた《薬効》を詳しく掲載。
４．花の写真集・植物図鑑としても楽しめる。→花や実の旬をとらえた群生地の写真と図鑑的な写真、両方の描写が美しい。

【秋の冬のページから】
１『嫁菜』秋に花咲く野菊。春菊の風味をぐんと濃くしたような深い味わいは魅力的で野趣に溢れています。
＜レシピ＞嫁菜ごはん　嫁菜とくらげのピリ辛炒め
２『銀杏』夜寒の季節には銀杏を使った小皿料理のあれこれを酒肴に、お酒を酌み交わすのもまた一興。極上の秋の味覚。
＜レシピ＞銀杏だんご　焼き銀杏　入り銀杏のじゃこがらめ
３『零余子』（むかこ）自然薯の蔦にできた玉。見かけは地味ですが、小さい粒にやまいも特有の風味がぎゅっと詰まっています。
＜レシピ＞青のり揚げ　親子揚げ　ぴり辛煮

【田尻先生からのメッセージ】
この本を遊び心と自然を愛する心を、いつまでも持ち続けたいと願う多くの方々、時代を生きる子どもたちへ贈ります。