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第12回 新春の始まりは厳かに…『小野神社から多摩川へ』 2004/1月号 |
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市内で最も古く、歴史的にも由緒のある『小野神社』、かつては武蔵国の一宮として『一宮大明神』と呼ばれた郷社である。正門正面にそびえる石造りの鳥居をくぐり、鬱蒼とした境内の一角に佇んでいると、新年らしく厳かな気持ちでいっぱいになる。 『小野神社』から多摩川までの距離はわずか100メートルほど…。住宅街を抜けるように歩き、土手を駆け上がったそこには『四谷橋』の美しいシルエットが広がっている。芝生でサッカーをする子供たち、凧揚げをしたり、ワンちゃんとのお散歩を楽しんだり、サイクリングをするにも絶好のロケーション。鉄橋を渡る電車はまるでミニチュアのおもちゃのよう…、冬の風情たっぷりの川面に見とれていると、頬を切るような風の冷たさも和らいでしまうから不思議です。 |
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