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第110回『狛犬見参!』               2015/1月号

今年は未年、『羊神社』をニュースで見たり、実際に初詣に行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
都内にも『狛羊(石羊)』がいるところがあります。
玉川大師(世田谷区瀬田)
五島美術館(世田谷区上野毛)の見晴台庭園内『大日如来像前』
早稲田大学図書館『ゴルドン文庫』
の陵墓の前にも一対の石羊がいます。

神社には『狛犬』と思いがちですが、狛犬のほかにも”狐”、”牛”、”ウサギ”、”猿”、”狼”、”虎”等の動物と出会うことがあります。

「神使」と呼ばれる、その神社のお使いである動物や、ご祭神とゆかりのある動物たちだそうです。

神社を訪れる機会がありましたら、境内をぐるりと見回してください。私たちのご先祖様が大切に守ってきた聖域で思わぬ発見があるかもしれません。

写真上 三重県鈴鹿「椿大神社」の”狛犬”
写真中・下
今年話題になった「羊神社」(名古屋市北区辻町5−26)
「延喜式」の「神名帳」に、山田郡羊神社とある式内社。祭神は天照大神・火乃迦具土神の二柱。
”辻町”の由来は羊にあり、後に”火辻(羊)”と書かれたが、地元では”火”の字を嫌って”辻町”となった、地元では「つじまち」と読んでいる。
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